レンズの性能・望遠鏡の種類について

レンズの性能について
屈折望遠鏡に用いられるレンズは、初期には単レンズが使われていたが、後に組み合わせレンズにより色収差を減少させたアクロマートレンズ等が主流になった。

色収差の残量
アクロマートレンズ(凸凹レンズの組み合わせで色収差は焦点距離の約2000分の1位残る)
セミアポクロマート(色収差は焦点距離の約5000分の1位残る)
アポクロマート(色収差は焦点距離の約10000分の1位残る)

アポクロマートレンズとは
Extra Low Disprsionレンズ(EDレンズ) 
即ち、超低分散光学ガラスを素材とした光学設計による最先端レンズ
その他 光学設計に微妙な違いがあるものとして一部メーカーの独自名称として
Super Low Disprsionレンズ(SDレンズ) とか
Special Superior Low Disprsionレンズ(SSDレンズ)などがある。

レンズガラスの種類
EDレンズの代表的な超低分散ガラス材は3種ある
S−FPL51(SSDに採用)
S−FPL53(SDに採用)

この他すぐれたレンズ材にED材のほかフローライト材がある
フローライト材とED材の比較
化学的性質、熱的性質、機械的性質、光学的性質などほとんどの点において
EDレンズの方が優れている


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