天体望遠鏡を使って長時間露出の写真撮影をおこなうと、眼視での限界等級以下の暗い星まで撮ることができます。
写真撮影の限界等級は、望遠鏡(カメラレンズ)の有効口径によって決まります。
下表は、十分暗い空として、空の明るさを22等級、恒星像の直径を0.02mmとしたときの写真限界等級を
表しています。
空の明るい場所での撮影や対象の恒星の高度、大気の状態(シーリング)を考慮します。
有効口径(mm) | 50 | 100 | 200 | 300 | 500 | 800 | 1000 | 1200 | 1500 | 2000 | 2500 | 3000 |
限界等級(等級) | 11.6 | 13.1 | 14.7 | 15.5 | 16.6 | 17.7 | 18.1 | 18.5 | 19.0 | 19.7 | 20.1 | 20.5 |
mp = ms+5logf−2.5logδb−23.1 mp:写真限界等級 ms:空の明るさ f:焦点距離 δb:恒星像の直径 |
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