太陽系は、太陽(恒星)を中心に九つの回転天体(惑星)と 多くの彗星・小惑星からなる回転形態天体です。 太陽系の位置は、銀河系(渦巻き型銀河)の中心から約4万光年 の所ハロー(銀河系の腕)に位置し、秒速250kmで銀河系を、 回転しています。 太陽系は、40〜50億年前に創造されたと考えられています。 どのようにして、この太陽系は作られたのでしょうか? いくつかの起源説の中から紹介いたします。 <自己収縮説> 宇宙空間には、水素やヘリウム・重元素などが存在します。 これらの物質が、自己重力で収縮し、太陽や惑星が作られたと考えられています。 しかし、多くの天文博士らは、この説に疑問があるようです。 自然に物質を集めるのに、必要な時間と作られた時期とに、 大きな差があるというのです。 <外的要因による圧縮説> 自己収縮説の疑問を補なったのが圧縮説です。 宇宙空間に漂っていたガスの固まりが、外的要因によって強制的に圧縮されたと 考えられています。では、外的要因とはなんでしょう? 宇宙空間には、軽い元素(水素やヘリウム)が多く存在します。 これらの軽い元素が恒星の内部燃焼(熱核反応)によって重元素が作られます。 しかし、恒星の内部燃焼では、鉄よりも重い元素は、作られません。 これらの重元素は、超新星爆発(星の死期)によって作られます。 地球には、鉄よりも重い元素(鉛やウラン)が、存在します。 よって、太陽系が作られる以前に、極近い所で超新星爆発があったと考えられます。 超新星爆発による爆風が、ガスの固まりを圧縮し、 爆風の中に含まれていた重元素が惑星を作ったのです。 私たちや地球は、星の死によって生まれたのです。 太陽系は、太陽を中心に九つの惑星が回っています。 太陽から近い順に、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星です。 (海王星と冥王星は、ある時期に軌道が入れ替わります。) また、多くの彗星や火星軌道と木星軌道の間に小惑星帯があります。
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